東京藝大で胡昉(フー・ファン)の特別講演会が開催。「今日のアートのための空間」を考える

国際的に活躍するフィクション・ライター、キュレーターの胡昉(フー・ファン)が、11月11日に東京藝術大学で一般公開の特別講演会を開催する。

胡昉(フー・ファン) Photo by Michael Eddy

 胡昉(フー・ファン)は、北京を拠点に活動するフィクション・ライター、キュレーター。広州と北京の2都市に所在するアート・スペース「Vitamin Creative Space」と「The Pavillion」の共同設立者・芸術監督であり、『ドクメンタ12 マガジンズ』(2007年)コーディネイティング・エディター、「横浜トリエンナーレ2008」コ・キュレーターなどとして、国際的なプロジェクトにも多数寄与している。

 今回一般公開される特別講演会は、東京藝術大学大学院国際芸術創造研究科アートプロデュース専攻の授業科目「グローバル時代の芸術文化概論」の一環として開催されるもの。

 「意図なき空間にむけて:今日のアートのための空間における可能性」と題した本レクチャーでは、オーストリアの自然農園「クラメテルホフ」と中国式庭園という2つの空間を取り上げる。前者を「永続可能な自然農法のプロトタイプ」、後者を「構築された自然のプロトタイプ」ととらえ、地理的にも文化的にも互いに遠くかけ離れているように見える両者を、いかに再接続させうるかを探る。

郑国谷(ジェン・グォグゥ) 了园(リャオ庭園) 2004- Photo by Zheng Guogu

編集部

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