パリのギャラリー・ペロタンがついに東京に上陸! オープニングはピエール・スーラージュ展

フランスの現代美術ギャラリー「ペロタン」は、パリ、香港、ニューヨーク、ソウルに続き、6月7日に東京・六本木のピラミデビル1階に新スペースをオープンさせる。エマニュエル・ペロタンにとっては17番目のギャラリーとなる。

ピエール・スーラージュ Peinture, 157×222 cm, 28 février 2011 Photo by Vincent Cunillèr © ADAGP, Paris, 2017. Courtesy Perrotin

 エマニュエル・ペロタンは1989年、21歳でパリに最初のギャラリーを設立し、その後パリ、ニューヨーク、香港、ソウルなど世界各国にギャラリーを持つ、現在のアート界でもっとも影響力のあるギャラリストの一人として知られている。

 20年以上にわたり、フランスのみならず、アジアのアーティストたちとも活動をともにしてきたペロタン。93年の横浜・国際コンテンポラリーアートフェア(NICAF)に始まり、アート・バーゼル香港、アートステージ・ジャカルタ、上海Art021、上海ウエストバンド・アート&デザインなど、アジアの主要アートフェアに多数参加し、2012年設立の「ペロタン香港」、16年春設立の「ペロタンソウル」を通じて、アジアのアートシーンで重要な地位を築いてきた。

 所属アーティストにはソフィー・カル、グザヴィエ・ヴェイヤン、ジャン=ミシェル・オトニエルなどに加え、村上隆、タカノ綾、Mr.(ミスター)、チェン・フェイ(陳飛)ら、国際的に評価の高いアジア人アーティストも名を連ねている。

 香港、そしてソウルに続きオープンする「ペロタン東京」は、敷地面積約130平方メートルで、香港に本社を構えるAFSOのアンドレ・フーが空間設計を担当。WAKO WORKS OF ARTやオオタファインアーツなどがスペースを構える「ピラミデビル」の1階に新たな風を吹き込む。

 オープニング記念展は、現代抽象画の巨匠で今年97歳になるピエール・スーラージュの個展。スーラージュの「黒」を追求した近年の作品を日本で初公開する。

編集部

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