瀬戸内から発信する文化創生。広島県福山市でコンテンポラリー・アート事業「Setouchi L-Art Project(SLAP)」が始動

広島県福山市でコンテンポラリーアートの企画・運営事業「Setouchi L-Art Project(SLAP)」がスタートした。福山市から発信される瀬戸内エリアの文化創生プログラムを多方面に展開するプロジェクトだ。

コンセプトドローイング

 広島県福山市でコンテンポラリーアートの企画・運営事業「Setouchi L-Art Project(セトウチ・エル・アート・プロジェクト)」、通称・SLAP(スラップ)が誕生した。

SLAP ロゴマーク

 本プロジェクトは美術家・菅亮平を総合ディレクターに、アートメディエーター・香村ひとみをプログラムディレクターに迎え、9月30日より営業開始する「iti SETOUCHI(イチ セトウチ)」を拠点に実施。福山市をはじめとした瀬戸内地方の官民の関係機関、中間支援組織、大学・教育機関、文化施設と連携し、瀬戸内から日本、世界へと文化創生プログラムを展開するというもの。

SLAP 総合ディレクター・菅亮平
SLAP プログラムディレクター・香村ひとみ

 プロジェクト名の「L-Art」とは、アートが持つ可能性や派生するイメージを「L」を頭文字とする様々な語句に見出し、それらをリゾーム状に結びつけるビジョンから抽出。また「SLAP」とは、英語のスラングとしての「SLAP=Sounds like a plan(=いい考えだね!)」と掛け合わせた単語でもある。

 今後は、SLAPの活動について実行委員会メンバーによる説明を行うシンポジウムや、愛知在住のアーティスト・横山奈美を招聘し、新作展覧会および関連イベントを行うという。こちらの詳細についても今後のリリースを待ちたい。

編集部

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