アーティゾン美術館が「2021年度グッドデザイン・ベスト100」を受賞

東京・京橋のアーティゾン美術館が、公益財団法人日本デザイン振興会主催の「2021年度グッドデザイン・ベスト100」を受賞した。

アーティゾン美術館外観

 公益財団法人石橋財団アーティゾン美術館は、「2021年度グッドデザイン・ベスト100」(主催:公益財団法人日本デザイン振興会)を受賞したと発表した。

 グッドデザイン・ベスト100は、その年のすべてのグッドデザイン賞受賞対象のなかで、審美性、提案性、可能性など総合的に優れているとして高い評価を受けた100点のこと。眼鏡、椅子、住宅など様々なジャンルから100点が選出される。

 アーティゾン美術館は2020年1月開館。1952年に開館したブリヂストン美術館を前身とする美術館で、高層ビル「ミュージアムタワー京橋」の1~6階に位置している。

 今回の受賞について、審査委員側は次のように評価コメントを発表した。「日本で公共美術館が広がるよりも早く、1950年代に設立されたブリヂストン美術館が生まれ変わった。そして高層ビルに組み込まれた都市型の美術館として精度の高いデザインを実現している。新しいテクノロジーの導入による充実した展示環境、サインや什器もさることながら、特筆すべきは、館内に入っても閉ざされた感じがなく、随所で外への視線を確保し、都市を感じる内部空間が展開していること。こうした豊かな体験は、ニューヨークの近代美術館を彷彿とさせるだろう」。

3階メインロビー

 なおグッドデザイン・ベスト100では、これまで京都市京セラ美術館(2020年度)が、JUT Foundation for Arts and Architecture(2019年度)、台中国家歌劇院(2018年度)などが選ばれている。

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