住友コレクションを収蔵する公益財団法人泉屋博古館は、泉屋博古館(京都)と泉屋博古館東京(六本木)で使用するVI(ヴィジュアル・アイデンティティ)を制定した。
公益財団法人泉屋博古館は、昨年開館60周年を迎えた泉屋博古館(京都)と、今年4月に館名を変更した泉屋博古館東京(旧・泉屋博古館分館)の2館を運営する法人。泉屋博古館東京は、昨年から改修工事休館に入っており、開館20周年となる2022年にリニューアルオープンを迎える。
今回、同館では東と西の2館それぞれが節目を迎えた機会に、将来にわたり活動の道しるべとなるよう、住友コレクションを有する「泉屋博古館」という共通のアイデン ティティを表すシンボルマークと、各館のロゴタイプとの組み合わせによるVIを制定。
「泉屋(せんおく)」は銅の製錬業を営んでいた住友家が江戸時代に用いた屋号「泉屋(いずみや)」にちなむものであり、「泉」は住友を象徴する語となっている。今回制定されたシンボルマークは、「泉」の古代文字をもとに生まれたもので、同館によると「泉から湧き出た水がやがては大河をなすように、当館の活動が広く文化の発展に資して、訪れる人の日常に豊かな光彩を添えるといったイメージがそこには重ねられている」という。
また、同館では8月6日にウェブサイトも全面リニューアル。スマートフォンからも利用いただけるレスポンシブ対応となった点もポイントだ。