東京藝術大学とNTT都市開発、大手町に「OTEMACHI ART LABORATORIES powered by GEIDAI COI」をオープン

東京藝術大学COI拠点文化外交・アートビジネスグループは、 NTT都市開発とともに、 「アート×ICT」を体験できるスペース「OTEMACHI ART LABORATORIES powered by GEIDAI COI - “ART LIVE! - 創造する都市(まち)”」を4月4日にオープンさせる。

「OTEMACHI ART LABORATORIES powered by GEIDAI COI」のイメージ

 東京藝術大学COI拠点文化外交・アートビジネスグループと NTT都市開発は、東京の中心部である大手町に、「アート×ICT」を体験できるスペースとして「OTEMACHI ART LABORATORIES powered by GEIDAI COI - “ART LIVE! - 創造する都市(まち)”」を4月4日にオープンさせると発表した。

 「OTEMACHI ART LABORATORIES」は 大手町プレイス地下2階に位置する、2019年12月末までの期間限定のスペース。「“ART LIVE!- 創造する都市(まち)」をコンセプトに、 期間中3つの「期間限定のアート×ICT体験スペース」を提供する。ディレクター兼キュレーターは、東京藝術大学社会連携センター特任教授・伊東順二。

 伊東は同スペースのオープンについて、「日本経済の大きなベクトルとドライブが文化経済志向にシフトするなか、 私たちは今後の社会の大きなモチベーションセッターだと期待されるアートの表現、 技術、 材料、 資源などを総合的にパラダイムシフト実験をすべくここに大手町アートラボラトリーをNTT都市開発と共に設立し、 未来の街の創造的基盤づくりを推進していきたい」とコメントしている。

 展示の第1弾では、ピーテル・ブリューテルの名画《バベルの塔》の謎に迫る「バベルの謎-アートデータサイエンスの創造-」を開催。螺旋状の空間の中で、《バベルの塔》の3D映像「Study of BABEL」をはじめとした視覚と音の空間体験を楽しめるという。

 またオープンを記念し、 大手町プレイス2階カンファレンスセンター前ロビーでは、「甦るべき明治~維新を支えた下絵の世界~」として高岡銅器下絵とクローン文化財展示イベントを開催。明治期の絵師たちが製作した下絵や、現代テクノロジーと職人により製作された明治期の再現モデルが展示される。

編集部

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