2019.1.16

カガクとクウカン/ときどきクモリ。岡﨑乾二郎がディレクターを務める「かがく宇かん」の公開研究会が開催へ

「科学の心」「環境は知性である」「学ぶ力を学ぶ」をコンセプトに、2017年より活動をスタートしたプロジェクト「かがく宇かん」。その初の公開研究会が石川県加賀市の片山津地区会館 テリーナホールにて開催される。基調報告、研究発表、ディスカッションからなるこのイベントの開催日は2019年1月27日。

「カガクとクウカン/ときどきクモリ」のフライヤー

 1月27日、プロジェクト「かがく宇かん」による公開研究会が石川県加賀市の片山津地区会館 テリーナホールにて開催される。

 造形作家、批評家の岡﨑乾二郎がディレクターを務める「かがく宇かん」は、科学者・中谷宇吉郎の生誕地であり「中谷宇吉郎雪の科学館」を保有する石川県加賀市と、一般財団法人中谷宇吉郎記念財団が協働して実施するプロジェクトのこと。

 中谷と、その娘で「霧の彫刻家」としても知られる中谷芙二子へと連なる、自然や環境に対するユニークな思想を背景に、2017年にウェブ上の準備室から活動をスタートした。

 「科学の心」「環境は知性である」「学ぶ力を学ぶ」をコンセプトとし、今後さらに自然科学と芸術の分野で独自の研究教育を実践し、国際的なネットワーク構築と情報発信の拠点となることを目指している。

 1月27日のプログラムでは、岡﨑乾二郎による基調報告、研究員による研究発表、そして、研究員による自由なディスカッションを行うという3部構成。

 当日は研究員メンバーの中から、岡﨑乾二郎、中谷芙二子に加え、中井悠、毛利悠子、高嶋晋一+中川周、松井茂、ミルク倉庫+ココナッツ、福永信、豊嶋康子、白井美穂、ぱくきょんみ、藤幡正樹、中村泰之、美輪健仁、後安美紀、前嵩西一馬、辻田勝吉、高橋明彦らが登壇予定となっている。