5月18日は「国際博物館の日」。これは1977年に国際博物館会議（ICOM）が設けた博物館の記念日だ。多くの人に博物館に親しんでもらうということ、博物館の役割をより広く知ってもらうことなどを目的に、5月18日とその前後に世界中の博物館で記念行事が行われている。
東京・上野では、毎年この「国際博物館の日」の前後を「上野ミュージアムウィーク」として、文化施設と上野のれん会が様々な記念イベントを行っている。今年は2018年5月5日から5月20日での開催が発表された。
「ミュージアムウィーク」一番の目玉は5月18日に行われる無料観覧日だ。対象となるのは、東京国立博物館の総合文化展、国立科学博物館の常設展、国立西洋美術館の常設展、台東区立下町風俗資料館の4館。常設展示室の見応えがある館だけに、ぜひこの機会にじっくりとコレクションを鑑賞したい。
ほかにも来場者プレゼントや記念講演会、コンサートなどが開かれるほか、美術館・博物館の周囲近隣の飲食店では半券サービスが行われる。東京国立博物館をはじめとする上野の街なかを循環する「パンダバス」も特別に運行されるので、気軽に上野の街で「ミュージアムウィーク」を楽しむことができる。
世界でも稀有なほど博物館・美術館などの文化施設が多く集まる上野。この機会に足を運んではいかがだろうか。
