藤田貴大の新たな挑戦。4歳から大人まで楽しめる演劇作品「めにみえない みみにしたい」を発表

演劇集団・マームとジプシーを主宰する藤田貴大が手がける、4歳以上を対象とする演劇作品「めにみえない みみにしたい」が、埼玉県の2会場で上演される。

「めにみえない みみにしたい」メインビジュアル

 藤田貴大(マームとジプシー)による、4歳から大人までが一緒に楽しむことのできる演劇作品『めにみえない みみにしたい』の公演が、4月から5月にかけて埼玉県で行われる。

 これまでに、さいたま市の彩の国さいたま芸術劇場で、一般公募によるワークショップ公演『ドコカ遠クノ、ソレヨリ向コウ 或いは、泡ニナル、風景』(2016)、『ハロースクール、バイバイ』(2017)を行い、地域との交流を深めてきた藤田。今年は自身初の試みとして、地域の子供たちに向けて作品を制作。舞台と客席をフラットにした会場で、子供たちも一体となった演劇空間を生み出す。

 本作の構想について、藤田は「具体性やわかりやすさを求める今の時代だからこそ、何か目に見えないものを探るような、抽象性のある作品にしたい」と語っている。現代演劇の枠を拡大し続ける藤田の新たな挑戦に注目したい。

編集部

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