岡本光博が「ドザえもん展」開催。
あのキャラクターの「水死体」で
現代の著作権問題に切り込む
有名ブランドやキャラクターなどのポップ・アイコンをモチーフにした作品で、著作権に関わる問題提起を行ってきた岡本光博が、神楽坂のギャラリー・eitoeikoで「THE ドザえもん展 TOKYO 2017」を開催する。会期は12月2日〜23日。
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高級ブランドの生地を縫製した《バッタもん》(2007)、カップ焼きそばのパッケージを巨大化させた《UFO -unidentified falling object(未確認墜落物体)》(2015)などの作品や、2015年「ディズニー美術」展(KUNST ARZT、京都)の企画など、現代のポップ・アイコンを用いて著作権や権力構造の問題に風穴を開けるような活動を行っている岡本光博。
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本展では、2000年の「キッズアートワールドあおもり」(青森県立美術館)で展示された《ドザえもん》の新作を発表する。岡本は本展の開催にあたり、「『ドザえもん』は言葉遊びの作品。私の“オリジナル”作品として、ある漫画から引用し、タイトルはカタカナと平仮名で表記しているが、元になっている言葉は『土左衛門』と漢字で表記する。(中略)江戸時代の言葉が現代にも生き続けているように、引用した漫画もまた、昭和から現在に至るまで、世代を超えて支持され続けている。」と語っている。
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作品とともに、会期中にあらわれる様々な反応も展示の一部として公開していくという本展。今後どのような展開を見せていくのか注目だ。
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