アントン・ヴィドクルがASAKUSAで個展開催。「ロシア宇宙主義」がテーマの三部作を上映
様々なアーティストとのコラボレーションプロジェクトを行い、「e-flux」の創設者としても知られるアントン・ヴィドクルが、浅草のギャラリー・ASAKUSAで個展を開催する。会期は11月25日〜12月24日。
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アントン・ヴィドクル(1965年モスクワ生まれ)は、ニューヨークとベルリンを拠点に、映像作家・キュレーターとして活動。その傍ら、リアム・ギリックやフー・ファンといったアーティストや哲学者、人類学者などと数多くのコラボレーションプロジェクトを行っており、アート情報サイト「e-flux」の創設者としても知られる。世界各地の国際展にも多数参加し、日本では、2016年の「岡山芸術交流」への参加も記憶に新しい。
本展でヴィドクルが取り上げるのは、20世紀初頭に発生し、ロシアの知識人たちに多大な影響を与えた「ロシア宇宙主義」と呼ばれる運動。ロシア宇宙主義の思想を伝える第1部《これが宇宙である》(2014)、政治運動や革命の起こりを太陽の活動機との関係から調査した第2部《共産主義革命は太陽が原因だった》(2015)、ロシア宇宙主義の中心的考えである「復活」の場として博物館を取り上げた第3部《全人類に不死と復活を!》(2017)からなる三部作を上映する。
本展に合わせ、12月17日にはヴィドクルの来日記念座談会を開催。また、2018年2月には、日本での新作映像の撮影が予定されており、エキストラ、アシスタントの募集も行っている。
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