ダブルミーニングや厭世観など、独特のユーモアを込めた作品で知られるデイヴィッド・シュリグリー(1968〜)は、ポストYBAs(ヤング・ブリティッシュ・アーティスト)世代を代表する作家の一人。現在は日本の美術館で初めての個展「ルーズ・ユア・マインドーようこそダークなせかいへ」を水戸芸術館で開催中だ。
この展覧会に加えて、11月2日からは、東京・新宿のYumiko Chiba Associatesでも個展を開催。本展は日本のギャラリーで初の個展となる。
美術界だけでなく、音楽やファッション、書籍など多分野で活動するシュリグリー。今回は、その作品のなかでもよく知られているドローイングにフォーカス。2014年に行った、ロンドンで話題のカフェ「Skech」の空間全体を使った大規模なドローイングインスタレーションシリーズの新作を紹介する。
本展では、思わず笑ってしまうような、ユーモアと風刺に満ちた独自の作品世界を楽しむことができる。