「仕事」と「作品」の両面から見る、クリエイティブユニット・KIGIの世界

植原亮輔と渡邉良重によるクリエイティブユニット・KIGIが、宇都宮美術館で大規模な個展を開催。企業のアートディレクションやプロダクトデザインなどの仕事と、プライベートで制作している作品をあわせて紹介する。会期は7月16日〜9月24日。

hope forever blossoming D-BROS 2002-

 KIGIは、2012年に植原亮輔と渡邉良重が共同で設立したデザインユニット。デザイン会社「DRAFT」在籍時に手がけたビニール製のフラワーベースが世界各国の主要なミュージアムショップで販売されるなど、自在な発想と表現力で注目を浴びている。

 現在は、様々な企業やブランドのアートディレクションに加え、プロダクトブランド「D-BROS」やファッションブランド「CACUMA」などのデザインコンテンツを担当。また、14年には滋賀県・琵琶湖の職人たちと共同でオリジナルブランド「KIKOF」を立ち上げ、伝統工芸と現代のデザインを融合させたプロダクトを発表している。

KIKOF 2014-

 本展では、数多くのグラフィックデザインをはじめ、「D-BROS」や「KIKOF」などのプロダクトデザイン、さらにこれらのデザインの仕事と並行して制作しているプライベートワークを展示。仕事(WORK)と作品(FREE)という2つの方向からKIGIの取り組みを紹介する。

 会期中には、KIGIの2人によるアーティストトークや、代表作《時間の標本#001》などを作成するワークショップも開催される。

編集部

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