上田義彦が撮り続けた命の大元の姿。個展「森の記憶」開催

広告写真やコマーシャルフィルムなどを数多く手がけながら、数多くの写真作品を制作している写真家、上田義彦が、長年撮り続けた森の写真を集めた個展を開催している。

上田義彦 Quinault No.39, 1990-1991 © Yoshihiko Ueda

 上田義彦は、1957年兵庫県生まれ。広告写真やコマーシャルフィルムなどを数多く手がけ、カンヌグラフィック銀賞(93年)、ニューヨークADC賞金賞(96年)、東京ADC賞最高賞(2005年)など、国内外の様々な賞を受賞。並行して多くの写真作品を撮り続け、現在までに30冊以上の写真集を出版している。

 本展は、上田が主宰するGallery 916で開催。ネイティブアメリカンの神聖な森を撮影した「QUINAULT」(93年)、屋久島の森で撮り下ろした「Materia」(2012年)、屋久島に流れる川の源流に向き合った「M.River」(13年)の三部作に新作を加え、約30点を展示。森に「命の大元の姿」を見出し撮影し続けてきた上田の30年にわたる軌跡をたどる。

編集部

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