「ムーンアートナイト下北沢2025」が開催決定。過去最多の約100企画が集結【2/3ページ】

 また今年の新企画として、参加者自ら街や会場内を動き、物語の一部として作品に参加する没入型エンターテイメント「イマーシブシアター『猫町』」が初開催となる(有料、土日祝のみ)。本作は、シモキタ周辺を終の住処とした詩人・萩原朔太郎がモデルとなっており、イヤホンから流れる主人公の声を頼りにしながら下北沢駅前広場から世田谷代田駅までの街を巡る作品となっている。

 また、シモキタカルチャーのひとつである「音楽」にまつわる企画として、シモキタ周辺で活動するアーティスト・永原真夏が本イベントのために書き下ろしたテーマソング「ムーンライト」を制作。イベント期間中に地域商店街で放送するほか、9月26日に下北線路街 空き地にてライブを開催する。さらにシモキタの音楽文化を長年支えてきた「下北沢SHELTER」「下北沢BASEMENTBAR」などの地域ライブハウスによる、「月」をテーマにした音楽ライブやイベントも実施される。

 そのほか、展示作品や街なかの店舗をつなぐコンテンツとして、Webアプリ「FUN FAN NFT」を活用した「街歩きコンテンツ」も展開(有料)。展示作品の解説に加え、街の各スポットを巡りながら、音楽や演劇、古着など、シモキタカルチャーにより深く触れることができる音声コンテンツを楽しむことができる。ほかにもエリア内の施設や店舗がいったいとなり、アート展示、ワークショップ、グルメ、映画など、さまざまなジャンルで「月」や「ウサギ」をテーマにした約100の企画が展開される。

編集部