アーティスト/プログラマーの古舘健がキュレーションするサウンドアート/オーディオビジュアルパフォーマンスのシリーズ「Interference, Resonance」が、京都新聞ビルや京都新聞ビルを舞台に開催される。
「Interference, Resonance」は「ACTIONS in AMBIENT KYOTO」(12月10日)、「ACTIONS with Ventil Records」(12月16日)、「100 KEYBOARDS by ASUNA」(12月23日)の3企画で構成される。
「ACTIONS in AMBIENT KYOTO」は京都新聞本社ビル地下1階にて展示されている坂本龍一+高谷史郎による「async - immersion 2023」の、26.4メートル×2.7メートルのLEDスクリーンと30台以上のスピーカーを用いる企画。この場所で、原摩利彦と中山晃子が初のコラボレーションを実施するほか、古舘健と日野浩志郎によるオーディオビジュアルのデュオパフォーマンスや、近年、クラブ/レイブシーンで注目を集めるE.O.U.のパフォーマンス、小松千倫とビジュアルアーティストであるjvnpeyがコラボレーションパフォーマンスなどが行われる。
「ACTIONS with Ventil Records」はオーストリア、ウィーンの音楽レーベルVentil Recordsのアーティストを迎えた、オーディオ・ビジュアル・コンサートを京都市京セラ美術館の中央ホールで4組のアーティストを招いて開催する。
Peter Kutinは、オーストリア、リンツにて1987年より開催されているメディア・アート・コンペティション、PRIX ARS ELECTRONICAの大賞に当たるGolden Nicaを2019年に受賞。今回が初来日となり、ビジュアル・アーティストのPatrik Lenchnerとのコラボレーションによる新作《ACHRONIC》を上演する。Ventil RecordsのレーベルオーナーであるGischtとメディア・アーティストConnyZenkによるオーディオビジュアル作品《The Absence of Nothing》を日本初演。 また、京都からは11月に新作「Calla」をリリースするNTsKiが、新進ビジュアルアーティストJACKSON kakiとコラボレーションしてパフォーマンスを披露する。そしてダムタイプのメンバーであり、本企画のキュレーター・古舘健が《SineWaves Solo》をフルセットで上演する。
「100 KEYBOARDS by ASUNA」では、サウンドアーティスト・ASUNAの代表作《100 KEYBOARDS - Moire Resonance by InterferenceFrequency》を、京都市京セラ美術館の中央ホールで上演。100台にも及ぶ電池駆動の安価な小型キーボードが、一定した音程の持続音を同時に鳴らしていくことで、音の波をつくり出す本作を体感する貴重な機会となる。