浜名⼀憲の作品を展⽰・販売。「CFCL」が六本木でポップアップを開催中

ISSEY MIYAKE MENのデザイナーを約6年間務めた高橋悠介が独立して立ち上げたブランド「CFCL」。そのポップアップが東京ミッドタウン内のイセタンサローネにてポップアップで開催中。作家・浜名⼀憲の作品が展⽰・販売されている。

展示風景より

 ISSEY MIYAKE MENのデザイナーを約6年間務めた高橋悠介が独立して立ち上げたブランド「CFCL」。六本木のイセタンサローネで開催中のポップアップでは、作家・浜名⼀憲の作品が展示・販売されている。

ポップアップの様子

 「CFCL」は3Dコンピューター・ニッティングの技術を中核に据え、時代に左右されない衣服を提供することをコンセプトに、衣服としての機能性や環境への配慮、最適な国産素材の選択、流通経路の透明性なども追求するブランド。2シーズン目となる今シーズンは、堅牢な建築物が⾒せる様々な表情を参照し、より⼤きな概念としての「Knit-ware」を提案する。

 このセカンドコレクションを展示するポップアップでは、CFCLのクリエイティブディレクター・⾼橋悠介が浜名⼀憲に直接制作を依頼した作品4点が展⽰。CFCLの「Knit-Ware」と題したコレクションは、壺や器から着想を受けており、陶芸作品へのシルエット的な親和性だけでなく、浜名の「真理」をとらえようと試みるその実践への強い共感が、本コラボレーションのきっかけとなったという。

浜名⼀憲 Untitled 2021 Ceramic 56x61.5x58cm ©Kazunori Hamana, Courtesy of the artist and Blum & Poe, Los Angeles/New York/Tokyo
Photo: Shinji Fukushima

 浜名は1969年⼤阪府⽣まれで、現在は千葉県を拠点として活動。これまでに、Headlands Center for the Arts (2021)、横浜美術館(2016)、⼗和⽥市現代美術館(2017)などでの展覧会に参加。Blum & Poeでは、2015年にロサンゼルスとニューヨークを巡回した村上隆によるキュレーション展、2020年に東京で開催された⼤井戶猩猩との⼆⼈展に参加しており、今年9⽉にはロサンゼルスのBlum & Poeで同ギャラリー初となる個展が開催予定となっている。

浜名⼀憲 Untitled 2021 Ceramic 58x65x61.5cm ©Kazunori Hamana, Courtesy of the artist and Blum & Poe, Los Angeles/New York/Tokyo
Photo: Shinji Fukushima

 ファーストコレクションのポップアップでは、国際的に活動するアートデュオ「エルムグリーン&ドラッグセット」の作品を展示したCFCL。今後もアーティストとのコラボレーションを期待したい。

イセタンサローネ

編集部

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