作家・思想家の東浩紀が運営する株式会社ゲンロンが、カオス*ラウンジ代表で美術家・美術評論家の黒瀬陽平を主任講師に招き、2015年4月に開校した「ゲンロン カオス*ラウンジ 新芸術校」。第2期では、「標準コース」と「上級コース」の2コースを開講した。
本展は、文献精読と展覧会分析を中心に作品制作とキュレーションを同時に学んできた「上級コース」の成果展。19名の受講生と主任講師の黒瀬が共同キュレーションを担当し、1年にわたり一つの展覧会をつくり上げてきた。「まつりのあとに」という展覧会タイトルは、精神科医の木村敏が提唱する「祭りの後(ポスト・フェストゥム)」という時間感覚から着想を得ており、「祭りの最中」のような現代の狂騒的な風潮のなかでこそ、「祭りの後」の時間感覚を思い出すべきではないか、という思いが込められている。
展覧会は、メイン会場であるゲンロン カオス*ラウンジ 五反田アトリエの「成果展」と、各受講生が、自らのテーマにふさわしい場所を会場に企画した7つの展示で構成。「成果展」とあわせて、2月26日深夜には、オールナイトイベントも開催される。