イギリス人アーティスト、ジェームス・ジャービスの個展「Transcendental Idealism」が、渋谷パルコ内NANZUKA 2Gで開催される。本展は、今年7月にオープンした3110NZ by LDH Kitchenにおける個展との2会場同時開催だ。会期は9月18日~10月18日。
ジャービスは1970年生まれ。現在、ロンドンを拠点にイラストレーター/アーティストとして活動しており、AmosやNIKE、ユニクロ、IKEAなどとのコラボレーションを通じて、日本国内でも広くその作風は知られている。
コミック調のイラストレーションとオリジナルのキャラクターフィギュアを組み合わせるというジャービス独自の表現は、今日の現代美術界で強い存在感を放つ。 哲学的な思考、多種多様な言語、歴史、社会的な問題から、ポピュラーカルチャー、アート、建築、スケートボーディングまで、幅広い関心を背景として描かれたキャラクターたちは、極端に簡素化されているにもかかわらず、コミカルかつアイロニカルに人間の姿を映し出す。
本展では、パンクバンドのライブなどで激しくぶつかり合う様子を示す“Mosh Pit”を表した、カラーアクリル板を用いた平面作品のほか、技を決めたスケートボーダーを表現した彫刻作品を発表するという。