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2018.11.17

鹿野震一郎が模索する、新たな装置としてのギャラリー空間とは? Satoko Oe Contemporaryでの個展をチェック

身の回りにあるモチーフを繰り返し描いてきたペインター、鹿野震一郎の個展が、東京・清澄白河のSatoko Oe Contemporaryで開催される。会期は前期の「4 days for a flash」が11月18日まで、後期の「5 days for a flash(year-end)」が12月18日〜22日。

鹿野震一郎
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 鹿野震一郎は1982年生まれ、2007年名古屋造形芸術大学芸術学部美術科洋画コース卒業。主な展覧会に「through the glasses – Hikarie Contemporary Art Eye vol.9」(渋谷ヒカリエ8/CUBE、2018)、「pecio」(山手111番館、2017)、「measurement」(Satoko Oe Contemporary、2016)などがある。

 サイコロやトランプ、フィギュアなど、幼少期から身の回りにあったモチーフを、サイズや質感を変えながら繰り返し描いている鹿野。絵の中にあるモチーフや作品自体の見え方を変化させるため、変則的な展示方法や作品の組み合わせを積極的に試みてきた。

 そんなこれまでの試みを受けて、ギャラリー空間そのものを新たな装置として機能させるべく開催される本展。鹿野作品に対する新たな見方や関わり方が模索、提示される。

 また、本展の2会期のあいだには、東京・国分寺のswitch pointで鹿野の個展「Jump Over the Flagpole」が開催される。こちらの会期は11月29日~12月15日。