これまで鈴木康広、金氏徹平、荒神明香らとのコラボーレションを展開してきたJINS 渋谷店。同所で、アーティストのニコラ・ビュフによる展覧会「Trompe-l’œil モンスターのめがね屋さん」が開催中だ。
ビュフは1978年フランス・パリ出身。2007年より東京を拠点に、ヨーロッパの古典美術と日本やアメリカのサブカルチャーを融合させたインスタレーション作品などを展開している。14年には東京・品川の原美術館で個展「ポリフィーロの夢」を開催。ファッション、オペラ作品のアートディレクション、ショップのディスプレイなどその活動は多岐にわたる。
ビュフが今回JINS 渋谷店で展開するのは、人間とモンスターの世界が表裏一体となった不思議な眼鏡店。「同じように見えて何かが違う」「まったく違って見えるのにじつは同じ」といった、二面性に満ちた世界が繰り広げられる。
展覧会タイトルの「Trompe-l’œil(トロンプ・ルイユ)」は「目をだます」という意味のフランス語。見るだけでなく、実際に触って体験できる仕掛けにあふれた展覧会で、矛盾に溢れた空間を体験してほしい。
なおビュフは11月12日から、GINZA SIX全館で作品を展示。こちらもあわせてチェックしたい。