日本科学未来館が常設展の一部リニューアルを行った。このリニューアルは、人工知能の発達などにより生命と非生命の境界が不明瞭になりうる未来を前に、アートを通じて「生命とは何か?」という究極的な問いと向き合うことを目指すものも。
それに伴って、3階「未来をつくる」内のギャラリー「零壱庵」には、美術家・宮島達男による《Life(Ku-Wall)- no.6》が追加された。本作は、「死」をテーマに人工的な数字と人工生命の研究者である池上高志が制作したアルゴ
デジタル数字のカウントを用いて、30年にわたって「生死」をテーマに制作を続けている宮島の作品は、科学技術とともに変わり続ける人の認識や社会への洞察を促すだろう。