2018.3.9

新発掘のポラロイド写真を初公開! 植田正治の写真展が2会場で開催

空や地平線を背景に人物をオブジェのように撮影する作品で知られる植田正治の展覧会が開催される。アートフェア東京でのときの忘れものブース、ときの忘れものギャラリーの2会場で続けて行われ、会期はそれぞれ2018年3月9日〜11日(アートフェア東京)、3月13日〜31日(ギャラリー)。

植田正治 1970年代〜80年代前半 チバクローム、木製パネル 52.7×73.0cm
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 植田正治(1913〜2000)は鳥取県生まれの写真家。地元・鳥取を拠点に活動を続け、空や地平線、砂丘を背景に、人物をオブジェのように撮影した演出写真は「植田調」として世界的に評価されている。2005年から08年にかけ、ヨーロッパで大規模な回顧展が巡回し、その評価は近年さらに高まっている。

植田正治 1974〜85 拡散転写法(SX-70)

 本展はアートフェア東京でのときの忘れものブースと、ときの忘れものギャラリーの2会場で続けて開催。植田の新発掘のポラロイド写真18点を初公開する。

植田正治 1974〜85 拡散転写法(SX-70)

 SX-70というポラロイドカメラで撮影された本作品群は、その手法の性質上フィルムが存在しないため、複製のできない貴重な作品となっている。ギャラリーでの展示では、それらの作品群に加え、同時期に制作された大判のカラー写真をともに紹介し、約20点の作品が並ぶ。

植田正治 1970年代〜80年代前半 Type-C プリント、木製パネル