東京・神宮前に、新たなアートギャラリー「EUKARYOTE」(ユーカリオ)が誕生する。2017年11月に閉廊したセゾンアートギャラリーを前身とする本ギャラリーでは、3フロアと屋上を有するビル1棟すべてを使い、それぞれのフロアの特性を活かした展示を行っていく予定。「若手アーティストの成長を助けるとともに、美術作品を購入するファーストステップとして、アートの質は高く、敷居は低く、既存の概念に囚われず新たな文脈を創造していく場」を目指す。
オープニング企画として、3月2日からは山口聡一と石川和人の個展を同時開催。少年期に強い印象を覚えた錯視の体験を原点に、鑑賞者の視覚に揺さぶりをかける作品を展開する山口と、写真を大量のインクで出力し重ね合わせることで、情報過多の現代を象徴するような作品を制作する石川。それぞれが新たな展開を見せる新作を発表する。