最先端のテクノロジーカルチャーを実験的なアプローチで都市実装するリアルショーケースとして、今年で6回目の開催を迎えるMEDIA AMBITION TOKYO(MAT)。2月9日から25日までの期間中、六本木を中心とした都内各所を舞台に、最先端のアートや映像、音楽、パフォーマンス、トークショーなどが展開される。
参加するのは、先進的なテクノロジーとデザインの融合で知られるライゾマティクスや、アートとエンターテイメントの垣根を超えて作品を展開するチームラボなど、メディアアートシーンを牽引してきた作家に加え、アートと研究の両軸でデジタルネイチャーを提唱する落合陽一、建築家や音楽家などそれぞれ違うバックグラウンドを持ち従来の手法に縛られない表現を行うnor(ノア)等、次世代を担う新進気鋭の作家たち。
メイン会場となる六本木ヒルズ森タワー52階の東京シティビューでは、ライゾマティクスがトヨタ紡織とのコラボレーションにより生み出した、「人機一体」の新しい移動空間を体験できる《VODY》や、オルガンを弾くと音とともに香階に基づいた香りが奏でられるTASKOによる《PerfumeryOrgan》など、17作品を展示。
そのほか、六本木ヒルズけやき坂にある宮島達男によるパブリックアート作品《Counter Void》(2002)を3日間限定で再点灯する「Relight Project 2018」や、代官山 T-SITEで行われる、古い電化製品を蘇らせ電子音楽を奏でる和田永による体験展示など、東京の街のあちこちでテクノロジーアートの祭典が繰り広げられる。