ファッションのあり方に手を加える。PUGMENTが秋冬コレクションを複数会場で同時多発的に発表

今福華凜と大谷将弘によるファッションブランド・PUGMENTが2018年秋冬コレクションを発表。3会場で異なる展示を同時開催し、コレクションを多角的に紹介する。会期は、2018年3月3日〜4月1日(KAYOKOYUKI)、3月6日〜18日(Utrecht)、3月16日〜23日(N ID / N ID A DEUX)。

PUGMENT 2018年秋冬コレクション「1XXX–2018–2XXX」 ©PUGMENT

 PUGMENTは、今福華凜と大谷将弘(ともに1990年生まれ)によって2014年に設立されたファッションブランド。路上に捨てられた服の写真を撮影する、服を燃やして顔料にする、ネット上で公開されているランウェイ写真を引用するなど、ファッションの制度や衣服のあり方そのものに操作を加えて、コレクションを制作し、写真、映像、パフォーマンスなどの様々な手法で発表してきた。

 今回は、過去・現在・未来における装いの歴史を下地に、人間が「服」と「ファッション」に姿を変えて存在するサイエンス・フィクションをもとにした2018年秋冬コレクションを発表。KAYOKOYUKI、Utrecht、N ID / N ID A DEUXの3会場で展示販売、さらに展示初日には駒込倉庫にてファッションショーを開催する。

 それぞれの会場では、日本の服飾史から選ばれた膨大な量の素材をもとに作られた一点物のコレクションピースや平面作品からなる展示を行い、コレクションを多角的に発表する。

編集部

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