1929年長野県松本市に生まれ、57年に単身渡米以来、世界を舞台に活躍を続けている草間彌生。とくにここ数年は大規模な世界巡回展が繰り返し行われ、昨年2月から国立新美術館(東京・六本木)で開催された個展「草間彌生 わが永遠の魂」は52万人を動員、10月には草間彌生美術館(東京・新宿)が開館するなど、大きな話題を集めている。
3月より松本市美術館で開催される個展「草間彌生 ALL ABOUT MY LOVE 私の愛のすべて」は、松本市の市制施行110周年と同館の開館15周年を記念して開かれるもの。
同館では、これまでに02年の開館記念展、05年「草間彌生 魂のおきどころ」(巡回)、12年「草間彌生 永遠の永遠の永遠」(巡回)の3本の展覧会を開催。また、開館以来、常設展示室で「草間彌生 魂のおきどころ」を通年展示し、紹介している。
同館での単独開催となる本展では、最新作「わが永遠の魂」シリーズを軸に、初期作品もあわせて展示し、世界を代表する芸術家・草間彌生が生まれた理由を、生誕の地・松本で探る。