オススメのブース①: 楽しいを「fusen.」しよう
絵本の中から飛び出したような彼女たち自身と、付箋をモチーフにしたグッズの可愛さは、広い展示会場の中でも小ぶりなスペースながら一際注目を集めていました。
美大に通っているわけじゃない。でも、普通の大学生の私たちだからこそできることがあるはず! そんな考えから、身近な文房具である「付箋」に注目をした「fusen.」の二人。2014年の學展を見に行ったことをきっかけに一念発起し、デザインフェスタ出展を目標に一年間活動を続けてきたそうです。「やりたいことを模索中」という2人の今後にも注目です。
オススメのブース②: 光と影のポップワールド!
背後に星空と森を従えた「都市」をテーマにした、カラフルで緻密に切り抜かれた小さな作品を出品する「atelier coco」。ただの切り絵ではなく灯りを燈している点にアイデアを感じました。光と影のコントラストが、鮮明に作品を引き立たせています。
紙という脆い素材から立ち上がった美しく強い都市は、静かに寄り添って心を照らしてくれる暖かさを持っています。作品のテーマは「わくわく」だそうです。一枚の紙から生まれたこの世界へ、あなたも迷い込んではいかがでしょうか。
オススメのブース③: 「迷う」ことのおもしろさ
「色を迷うことがおもしろい」と語る「Namiki」さんの絵は、自由な色使いと、ひとつの構図に複数のカラーバリエーションが用意されていることが特徴です。その色使いが、迫力のある動物を思わず手に取りたくなるようなポップ・アートに昇華させ、お気に入りのひとつを選ぶワクワクを与えてくれます。
彼女は学生時代にデザインを専攻しながらも、絵を独学で学んだことで今のスタイルに至ったのだと語ります。「学生時代はたくさん迷って、何でも挑戦して!」と応援の言葉をいただきました。
出展者も、来場者も。みんなで見つける、新たな出会い
ニューヨークから旅行で日本に来た来場者のお二人にも、デザインフェスタの魅力を聞いてみました。彼らは、インターネットで偶然デザインフェスタを知ったとのこと。家族や友人のお土産に、ネコミミの帽子やフェイクスイーツのキーホルダーを購入されたそうです。
また、デザインフェスタに初出展するために長野から来たという女性二人組は、「おもちゃ箱のようにカラフルで楽しいファッションが大好き!」とコメント。彼女たちは、お気に入りの作品を手に「来年も出展したいです!」と目を輝かせていました。
まとめ: 自分らしい表現を、自由に、まっすぐ、貫けるデザインフェスタ
今回、デザインフェスタに学生レポーターとして取材し、来場者としてただ買い物をするだけでなく、「どんな出展者さんがいて、どんな作品をつくっているのかな?」「どんな人がどんなことを楽しみに来場しているのかな?」など、普段よりも視野を広げて会場を回ることで、たくさんの個性や出会いを発見することができました。
ご自身の作品のディスプレイを入念にチェックする人、気に入った作品を購入して笑顔になる人、隣同士のブースでお互いの作品を手に取り合い交換をする人、仮装や独創的なアクセサリーを身に着けて写真撮影を楽しむ人......自由な発想や感性から生まれた作品が次から次へと出迎えてくれるこの場所では、その楽しみ方も自由自在、人それぞれで良いのだなと感じました。
各人が独自のスタイルを、強い信念を持って貫いている姿が印象的でした。作品や作者から直接刺激をたっぷりと受けることで、自分自身の興味やチャレンジ精神までふるい立たせられる感覚は、日常ではなかなか味わうことのできない、デザインフェスタだからこそ起こすことのできる化学反応でしょう。
8月に開催される學展でも、新たな個性や可能性に出会えることを楽しみにしています!
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名前:デザインフェスタ vol.41
会期:2015年5月16日~17日
場所:東京ビッグサイト
住所:東京都江東区有明3-11-1
名前:第2回 万国学生藝術展覧祭(學展)
会期:2015年8月8日〜9日
場所:東京ビッグサイト
住所:東京都江東区有明3-11-1
學展に出展の申し込みはこちら
名前:學展事務局
電話番号:03-3479-1827
メール:info@gakuten.jp
URL:http://www.gakuten.jp/
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學展について取材したスペシャルページ「學展 じぶん発見!」も公開中。併せてお楽しみください。