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倉俣史朗が手がけた寿司屋「きよ友」。香港M+が収蔵する意義

倉俣史朗が正面部分とインテリアのデザインを手がけた寿司屋「きよ友」。その店舗建築が、香港のビジュアルカルチャーミュージアム「M+」に半永久設置されている。

文=髙石由美

展示風景より、寿司屋「きよ友」Photo by Lok Cheng Courtesy of M+, Hong Kong

 倉俣史朗が正面部分とインテリアのデザインを手がけた「きよ友」。その、高さ4メートル、幅6メートル、奥行き12メートルの店舗建築がいま、M+(香港)のなかにある。

 「きよ友」は1988年、新橋のビルの一階にオープンし、2000年初頭まで営業した寿司バー。惜しまれながら閉店した後、英国人の所有になり営業再開を待たれたのだが適わず、約10年間手つかずのままになっていた。その店舗一式を、2014年にM+が購入したのである。

展示風景より、寿司屋「きよ友」
Photo by Lok Cheng Courtesy of M+, Hong Kong

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