EXHIBITIONS
弓指寛治「マジックマンチュリア」
相模原市のスペースくらげで、弓指寛治の個展「マジックマンチュリア」が開催されている。
自殺・慰霊・被害と加害をテーマに絵を描き続けてきた現代美術作家の弓指寛治。2019年のはあいちトリエンナーレで、鹿沼のクレーン事故を題材にした作品を発表、2021年には若手画家の登竜門といわれるVOCA展に出品・佳作に受賞するなど、その活動が注目されている。
本展では満蒙開拓をテーマに、自身の祖父が満蒙青少年義勇軍だったことをきっかけに制作した作品を展示している。
弓指は今回の制作で、満蒙開拓の父といわれる加藤完治が開校した茨城の農業実践学園に取材するとともに、加藤の盟友だった東宮鉄男の足跡をたどった。東宮は張作霖爆殺事件の実行者ともされ、展覧会では、張作霖と東宮鉄男を対比させるような導線が引かれている。
なお本展の開催にあわせ、生活と芸術をテーマとする出版社「ナナルイ」から、「マジックマンチュリア」のポスター新聞が発行されている。
自殺・慰霊・被害と加害をテーマに絵を描き続けてきた現代美術作家の弓指寛治。2019年のはあいちトリエンナーレで、鹿沼のクレーン事故を題材にした作品を発表、2021年には若手画家の登竜門といわれるVOCA展に出品・佳作に受賞するなど、その活動が注目されている。
本展では満蒙開拓をテーマに、自身の祖父が満蒙青少年義勇軍だったことをきっかけに制作した作品を展示している。
弓指は今回の制作で、満蒙開拓の父といわれる加藤完治が開校した茨城の農業実践学園に取材するとともに、加藤の盟友だった東宮鉄男の足跡をたどった。東宮は張作霖爆殺事件の実行者ともされ、展覧会では、張作霖と東宮鉄男を対比させるような導線が引かれている。
なお本展の開催にあわせ、生活と芸術をテーマとする出版社「ナナルイ」から、「マジックマンチュリア」のポスター新聞が発行されている。