EXHIBITIONS

大宮エリー「しあわせな家具は海にでた」

小山登美夫ギャラリー天王洲
2022.04.16 - 05.14

大宮エリー ひまわりに椅子は海の向こうに何があるかを教えた 2022 © Ellie Omiya

大宮エリー 椅子は木馬とサボテンと盆栽に旅の思い出話をした 2022 © Ellie Omiya

 小山登美夫ギャラリー天王洲は、大宮エリーの個展「しあわせな家具は海にでた」を開催中。本展では、大宮が様々な椅子の楽しげな姿を描いた新作を展示している。

 大宮は、東京大学薬学部卒業後、作家業、舞台の作演出、ドラマ・映画監督、ラジオパーソナリティと様々なジャンルの活動を行ってきた。2012年、東京国立博物館で行われたモンブラン国際賞の福武總一郎氏の受賞セレモニーで急遽依頼されたライブペインティングから画家のキャリアがスタートする。

 2016年には美術館での初の個展「シンシアリー・ユアーズ ―親愛なるあなたの 大宮エリーより」(十和田市現代美術館、青森)が開催。同時に商店街を使ったパブリックアートも手がける。また十和田市の水力発電所や奄美大島のこども図書館、鳥取大学附属病院、妹島和世氏による家プロジェクトにて壁画制作も精力的に行っている。2019年には香港、ミラノ、パリにて個展。今年は、ロンドンのギャラリーブラキアにて個展、瀬戸内国際芸術祭2022では出展作家として犬島の作品を点在させている。