EXHIBITIONS

熊本日日新聞社創立80周年記念

印象派との出会い―ひろしま美術館コレクション

2022.04.15 - 06.05

クロード・モネ セーヌ河の朝 1897 ひろしま美術館所蔵

オーギュスト・ルノワール パリスの審判 1913-14頃 ひろしま美術館所蔵

ポール・セザンヌ 曲がった木 1888-90 ひろしま美術館所蔵

ポール・シニャック ポルトリュー・グールヴロ 1888ひろしま美術館所蔵

黒田清輝 白き着物を着せる西洋婦人 1892 ひろしま美術館所蔵

 熊本県立美術館は、熊本日日新聞社創立80周年記念展「印象派との出会いーひろしま美術館コレクション」を開催する。

 19世紀後半のフランスに生きた印象派の画家たちは、光あふれる日常生活を色彩に満ちた筆で描き出した。伝統的な絵画のルールに挑むものであった印象派たちの作品は、ヨーロッパ諸国、さらに近代化の途中にあった日本に伝えられ、印象派の誕生を発端に、20世紀にかけて新たな美術動向が次々と生まれていった。

 ひろしま美術館(広島市)は、印象派を中心としたフランス近代美術コレクションで、国内外から高い評価を受ける美術館。本展では、同館が所蔵するフランスおよび日本の絵画・彫刻69点を選りすぐり、19世紀から20世紀前半の美術の流れを概観する。

 モネやルノワールら印象派をはじめとし、印象派からの発展を示すセザンヌらポスト印象派、キュビスムを率いたピカソなど20世紀以降のモダン・アートに加え、日本画壇において西洋絵画の受容に貢献した黒田清輝らの作品を展示。印象派を起点とする作家同士、作品同士の様々な「出会い」が織りなした、仏日近代美術の展開を紹介する。