EXHIBITIONS

NITO10

2022.04.08 - 05.05

展覧会イメージ 制作=Aokid

林香苗武 ナイフ 参考画像

光岡幸一 TAMA ART CENTER 参考画像

展覧会サブイメージ 制作=Aokid

 アート / 空家 二人が継続的に行う展覧会「NITO」は、アーティストが1万円から作品を販売し、購入されると価格が上がるという独自の試み。現在の最高価格は、初回から参加している内田涼の作品で16万円まで上がった。

 10回目となる今回の出展作家は、内田涼、迫鉄平、高橋臨太郎、田中義樹、時里充、根本祐杜、林香苗武、藤田紗衣、松元悠、光岡幸一。絵画、彫刻、映像、写真をはじめ、「NITO」ならではの鑑賞の枠組みを超えた作品も出展される。

 今回より新たに参加するアーティストは、林香苗武、光岡幸一の2名。林香苗武は、絵具やデジタルデバイスを用いて、絵画を制作しており、作品には強弱のある線と陰影が特徴的な、デフォルメされた人間が描かれている。いっぽう光岡幸一は、詩や写真、時には構造物をつくるといった方法で、制度のなかにあって見えにくくなっている対象に光を当てている。

 また前回より「NITO」の展覧会イメージを、リレー形式でアーティストがつなぐ試みを始め、本展ではAokidが制作を担当。会期中の4月17日には、西麻布で新たにオープンするTAV GALLERYの佐藤栄祐と、目黒にあるLEESAYAの李沙耶を招き、トークイベントを開催予定だ。