EXHIBITIONS

塩田千春 展

塩田千春展 ケンジタキギャラリー / 東京 会場風景 2021 ©︎ JASPAR, Tokyo, 2020 and Chiharu Shiota Photo by Tetsuo Ito

塩田千春展 ケンジタキギャラリー / 東京 会場風景 2021 ©︎ JASPAR, Tokyo, 2020 and Chiharu Shiota Photo by Tetsuo Ito

会場風景 ケンジタキギャラリー / 東京
塩田千春 State of Being(0ld Books) 2021 ©︎ JASPAR, Tokyo, 2020 and Chiharu Shiota Photo by Tetsuo Ito

塩田千春「Cold Fever - 冷めた熱」 会場風景 2021 ©︎ JASPAR, Tokyo, 2020 and Chiharu Shiota Courtesy of Kenji Taki Gallery

塩田千春「Cold Fever - 冷めた熱」 会場風景 2021 ©︎ JASPAR, Tokyo, 2020 and Chiharu Shiota Courtesy of Kenji Taki Gallery

塩田千春「Cold Fever - 冷めた熱」 会場風景 2021 ©︎ JASPAR, Tokyo, 2020 and Chiharu Shiota Courtesy of Kenji Taki Gallery

塩田千春「Cold Fever - 冷めた熱」 会場風景 2021 ©︎ JASPAR, Tokyo, 2020 and Chiharu Shiota Courtesy of Kenji Taki Gallery

 塩田千春の個展がケンジタキギャラリー / 東京で開催されている。本展は六本木の期間限定スペースでの「塩田千春 Cold Fever - 冷めた熱」展(〜12月25日)との同時期開催となる。

 自らの経験や身体感覚をもとに、生と死といった根元的なテーマに向き合う塩田千春。空間に糸を張りめぐらせた大規模なインスタレーション、ドローイングや立体作品などを通して、「生きることとは何か」「存在とは何か」を私たちに問い投げかける。

 ケンジタキギャラリーの新宿会場では、新作のドローイング、糸を使った立体作品、キャンバス作品を展示。いっぽう、12月25日までオープンする六本木の期間限定スペースでは、ベッド、ワイヤーのオブジェ、自身の手を象ったブロンズ作品などが配置され、ガラス作品も組み込んだインスタレーションを発表。

 六本木での個展「Cold Fever - 冷めた熱」について作家は、「ガラスを製作するときに熱でガラスを溶かし、冷えるのを待つ。冷めた熱を待って、ガラスの作品が仕上がります。相反する言葉の繋がりが面白く、冷めた熱は、平熱を意味し、日常をも表しているように見える。冷たいガラスに体内の細胞のようなものをくっつけ、冷たさの中の温もりをも表したかった」と語っている。