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EXHIBITIONS

ホー・ツーニェン《ヴォイス・オブ・ヴォイド—虚無の声》|YCAMとのコラボレーション

2021.10.01 - 10.24

VR映像の一部 提供=山口情報芸術センター[YCAM]

 京都芸術センターでは、KYOTO EXPERIMENT 2021 AUTUMNのプログラムとして、シンガポールを代表するアーティスト、ホー・ツーニェンの展覧会を開催する。

 ホー・ツーニェンは、様々な歴史的、哲学的テクストや素材から映画や映像作品、インスタレーション、演劇的パフォーマンスを制作するアーティスト。2011年のヴェネチア・ビエンナーレのシンガポール館での個展をはじめとして、多くの国際的な美術展や舞台芸術祭、映画祭に招待され、近作では、トラ人間(《一頭あるいは数頭のトラ》、2017)や三重スパイ(《名のない人》、2015)、裏切り者(《神秘のライ・テク》、2018)といった変容する登場人物たちを扱っている。

 近年、東南アジアの近現代史につながる、第二次世界大戦期の日本に関心を拡げるホー。今年4月には山口情報芸術センター[YCAM]とコラボレーションし、西田幾多郎(1870~1945)や田辺元(1885~1962)を中心に京都帝国大学で形成された知識人のグループ「京都学派」をテーマに、映像/VRインスタレーション《ヴォイス・オブ・ヴォイド—虚無の声》を発表した。

  YCAMでの展覧会に続く今回は、作品テーマと深く関わりのある京都での展示であり、VRや3Dアニメを用いて、戦時下の「声」をいまによみがえらせる。