EXHIBITIONS

六甲ミーツ・アート芸術散歩2021

六甲山上施設全12会場
2021.09.11 - 11.23

メインビジュアル

©︎ 松田美由紀

パルナソスの池(淺井裕介、高山夏希、松井えり奈、村山悟郎) Photo by Ayaka Endo.
※特別な許可を得て撮影しています。

パルナソスの池(淺井裕介、高山夏希、松井えり奈、村山悟郎) Photo by Ayaka Endo.

パルナソスの池(淺井裕介、高山夏希、松井えり奈、村山悟郎) Photo by Ayaka Endo.

 広大な自然のなかでアートを楽しむ野外展覧会「六甲ミーツ・アート芸術散歩2021」が開催。気鋭の現代アーティストら34組のアート作品が集う。

 明治時代、居留外国人によってレジャーの山として開発が始まった六甲山。見事な眺望や豊かな自然は、時代が移り変わったいまもなお多くの人々に愛され続けている。「六甲ミーツ・アート芸術散歩」は、現代美術とともに六甲山の魅力をより多くの人に伝えることを目指して、2010年にスタート。これまでに通算400組を超えるアーティストが出展し、毎年多くの斬新な作品や、作品によって変化する風景で訪れる人々を楽しませてきた。

 12回目の開催となる今年もアートと出会う発見や驚きとともに、「新しい六甲山の魅力」を伝えるべく、34組のアーティストを招聘。参加作家は、飯沼英樹、イムラアヤコ、岩谷雪子、大木土木と…、鹿嶋理英子、勝川夏樹、河原雪花、C.A.P.(特定非営利活動法人 芸術と計画会議)、Galerie Herold、キリコ、作田優希、佐々きみ菜、佐藤圭一、しみずきみこ、清水千晶、松蔭中学校・高等学校 美術部、高井碧、髙橋匡太、束芋、土谷享(KOSUGE1-16)、鐵羅佑、寺岡波瑠、長井朋子、中根千枝、内田結花、パルナソスの池(淺井裕介・高山夏希・松井えり菜・村山悟郎)、Videokaffe、藤田淑子、穂波梅太郎、本濃研太、前野めり、松田美由紀、松本かなこ、三松拓真、明和電機。

 今回、見どころのひとつとなるのは、「風の教会エリア」で展開される束芋の映像インスタレーション。風の教会の空間に影響を受けた束芋の様々な感覚や感情の動きを可視化した映像は、床面にプロジェクターを置いて天井に投影され、鑑賞者は作家と同じ空間に立ってそこで感じたものを追体験できる。作家にとって2019年以来の新作となる。

 またアートユニット「パルナソスの池(淺井裕介・高山夏希・松井えり菜・村山悟郎)」は旧摩耶観光ホテルで滞在制作し、六甲山上にある「旧パルナッソスの休憩小屋」で会期中に展示を実施。空間全体を使った迫力のある作品を見ることができる。この他、女優で写真家としても活躍している松田美由紀や、世界各地でライブや展覧会を行う芸術ユニット・明和電機ら幅広いジャンルのアーティストが作品を展示する。
 
 夜間限定公開の展示や、オンラインで参加できるワークショップなどの企画も。また本展の会期中には、三宮エリアにて過去のミーツ・アートの人気展示作品を鑑賞できる「JR三ノ宮駅前の特別展示 六甲ミーツ・アート芸術散歩セレクション」を初開催される。来場に際しての注意事項や最新情報は、公式ウェブサイトをチェックしてほしい。