EXHIBITIONS

秋山佑太 個展「WH-010『supervision』」

2021.08.01 - 09.05

キービジュアル

秋山佑太 個展「WH-010『supervision』」マップ

秋山佑太  Load-Load-plasterboard 2019 参考画像

秋山佑太 地蔵堂修繕 2016 参考画像

 WHITEHOUSEで、秋山佑太の初個展「supervision / スーパービジョン」が開催される。キュレーションは、卯城竜太(Chim↑Pom)、黒瀧紀代士。また本展は、歌舞伎町にあるスペース「デカメロン」との共同開催となる。

 秋山は1981年東京都生まれ。2016年の共同企画展「バラックアウト」(旧松田邸、東京)を機に、震災や仮設などをテーマに活動を始め、以降、アートと建築を横断しながら、スペース運営、キュレーション、アーティスト活動、建築、教育など、様々な立場から活動を展開してきた。初個展となる本展は、秋山のアーティストとしてのアイデンティティにフォーカスする初めての機会になるという。

 会場はWHITEHOUSEとデカメロンを中心に、歌舞伎町公園と新宿中央公園、西武新宿駅前通りを合わせた計5ヶ所。WHITEHOUSEとデカメロンの館内では、秋山のインスタレーションやプロジェクトの概要を展開する。いっぽう歌舞伎町公園と新宿中央公園では、2ヶ所の公園を秋山自身が7月23日から会期終了日の9月5日まで毎日往復し、いくつかの行為を続ける予定だ。

 本展の寄せてキュレーターの卯城竜太は、「『復興』からはじまり、『オリンピック』にいたる都市の解体と建設が続いたこの10年、スクラップアンドビルドの時代に登場したアーティスト・秋山佑太の初個展。東京五輪の最中に、都庁の真下と歌舞伎町、そして大久保で淡々と動き続ける秋山の姿は、新たなインフラや街の恩恵に預かる私たちにとって、『鑑賞』以上に『直視』すべき対象となるはずです」とコメントしている。