EXHIBITIONS

特別展

皇室の名宝

- 皇室と九州をむすぶ美 -

2021.07.20 - 08.29

精磁会社(せいじがいしゃ) 色絵葡萄栗鼠図花瓶(いろえぶどうりすずかびん) 明治時代前期・19世紀 宮内庁三の丸尚蔵館蔵

海野勝珉(うんのしょうみん) 蘭陵王置物(らんりょうおうおきもの) 1890(明治23) 宮内庁三の丸尚蔵館蔵

小野道風(おののみちかぜ) 屏風土代(びょうぶどだい) 928(平安時代・延長6) 宮内庁三の丸尚蔵館蔵
前期展示:7月20日~8月9日

伊藤若冲(いとうじゃくちゅう) 動植綵絵 老松孔雀図(どうしょくさいえ ろうしょうくじゃくず) 1761(江戸時代・宝暦11)以前
宮内庁三の丸尚蔵館 後期展示:8月11日~8月29日

 九州国立博物館で特別展「皇室の名宝 - 皇室と九州をむすぶ美 -」が開催。新元号「令和」ゆかりの地・太宰府に、皇室の名宝が集まる。

 本展では、宮内庁三の丸尚蔵館が所蔵する皇室のコレクションのなかから、皇室の御慶事に際して九州各地から献上された品々を展示。時代を越えて皇室が守り伝えてきた貴重なコレクションが、九州の地でまとまって公開される初めての機会となる。

 宮内庁三の丸尚蔵館は1993年に皇居東御苑内に開館。皇室に代々伝えられてきた美術品類を日本の文化遺産として国民にも公開できるよう、寄贈品の保存・研究を行ってきた。現在の収蔵品総数は約9800点にのぼる。

 本展では、各時代の日本美術の名品を通して、皇室の文化継承、皇室と九州の深いつながりを紹介。また聖徳太子にゆかりのある、日本古代史の名品《聖徳太子二王子像(しょうとくたいしにおうじぞう)》と《法華義疏(ほっけぎしょ)》(ともに後期展示)も特別に公開する(会期中、展示替えあり)。