EXHIBITIONS

DIEGO 個展「INTERNATIONAL GATE」

2021.07.17 - 08.22
 注目のアーティスト・DIEGOの個展「INTERNATIONAL GATE」が、今年春にオープンしたGALLERY ROOM・Aで開催される。7月17日~8月22日まで。

 DIEGOは1986年生まれ。美術教育は受けずに10代よりストリートアートを開始。近年ではアーティストコレクティブ「SIDE CORE」のメンバーとして展覧会の企画や作品発表を行う。また、世界各地のアーティストたちの壁画制作をディレクションするプロジェクトの主催のほか、村上隆キュレーションによる「バブルラップ」展(熊本市現代美術館、2018〜19)に参加するなど、ストリートから美術館まで発表の場を広げている。

 本展でDIEGOは、街中で目にするシャッターに着目。実際に墨田区で雨風にさらされていた古びたシャッターを使用した新作の平面作品を展示する。

 衰退した市街地がシャッター商店街と呼ばれることがあるように、シャッターの開閉には街の変化や経済活動との結びつきが読み取れる。壁画プロジェクト「LEGAL SHUTTER TOKYO」を主催するDIEGOにとってシャッターは馴染み深い風景のひとつであり、世界中のアーティストがつながっていくための扉でもあるという。

 路上で見つけた紙屑やガラクタ、ネズミなど、普段何気なく目にするものをモチーフに、ユーモラスな抽象絵画として表現するDIEGO。GALLERY ROOM・Aと、ギャラリースペースのある「KAIKA 東京 by THE SHARE HOTELS」の客室(Answer Room、要予約)で作品を展示する。