たかくらかずき個展「アプデ輪廻 ver3.0 —三途の川渡り—」

「アプデ輪廻」は2021年に継続的に行われる、アーティスト／アニメーション作家・たかくらかずきの制作活動と展示。今年3月のARTISTS' FAIR KYOTOからスタートし、その後もアップデートを重ねながらオンラインやオフラインで展開されている。

　たかくらかずきは1987年生まれ。東京造形大学修士課程美術研究領域修了。日本の伝統的なスタイルとデジタルの持つ風味をミックスした作風で作品を手がける。テレビやCM、映画のアニメーションを制作しつつ、2021年からはアーティスト活動にも注力。現在はVRやNFTを使用し、日本仏教をテーマにデジタル表現の価値を追求している。

　今回ウェブ上とKYOTO HAUSで公開する「アプデ輪廻」の作品は、主に「Startbahn Cert.」で発行されるブロックチェーン証明書「Cert.」にひもづけられた、エディション付きデジタルデータとしてオンラインとオフラインで販売予定。一連のシリーズはデジタルデータの実在と存命方法について、かたちのなくなった情報をより長く残すための不思議なハードウェアについて、そして物語を終わらせないためのアップデートという魂の輪廻の物語についての作品群となる。

　本展の企画協力は吉田山（FL田SH）、会場協力はCEKAI。