EXHIBITIONS

FUSION~間島秀徳 Kinesis / 水の宇宙&大倉コレクション~

大倉集古館
2021.06.15 - 07.18, 2021.07.20 - 08.15

間島秀徳 Kinesis No.705(jack knife) 2017

間島秀徳 Kinesis No.688(cosmic flow) 2017

随身庭騎絵巻 鎌倉時代・13世紀 国宝

染付三方唐草文皿 江戸時代・17~18世紀 大倉集古館蔵

川合玉堂 秋山懸瀑 1929(昭和4) 大倉集古館蔵

 大倉集古館では、画家の間島秀徳を迎えた展覧会「FUSION~間島秀徳 Kinesis / 水の宇宙&大倉コレクション~」を開催する。

 間島秀徳は1960茨城県生まれ。86年に東京藝術大学大学院美術研究科修士課程を修了し、2000年には文化庁在外研修員としてフィラデルフィア(ペンシルバニア大学)、ニューヨークに滞在(〜01年)。15〜21年まで信州大学教育学部で教授を務め、現在は武蔵野美術大学教授。日本画の伝統を踏まえながら、その枠にとらわれず革新的な手法で創作に挑んでいる。

 間島が描く「Kinesis(変容・変化・変成)」シリーズは、作品テーマの核となる水とともにに変化を遂げてきた。東日本大震災では水は物質的な脅威となったが、間島は水が流れ変化し続けることは、生と死を育む大地の営みそのものととらえ、「Kinesis」の訳語を「天地無常」とした。そして近年の個展「Earth Diving」以降、作家は「地球に身を投じることで、山水のいまを表現できれば」と考えている。

 本展のコンセプトは、大倉コレクションの中世〜近代にわたる古典美術と、間島作品を取り合わせて同じ空間に配し、美術鑑賞における自由で多彩な視点を生み出すこと。間島の「Kinesis」シリーズの近作と、大倉コレクションの名品から画家の眼によって厳選された自然を想起させる絵画や工芸品の数々の共演が、新たな化学変化を生み出す(会期中、一部作品の展示替えあり)。