EXHIBITIONS

日本浮世絵博物館秘蔵

国貞 広重 国芳 コレクション

絵師たちが見た江戸の楽しみ

2021.04.17 - 06.20

歌川国貞 大当狂言之内 菅丞相 七代目市川団十郎 1814〜15(文化11〜12) 日本浮世絵博物館蔵

歌川広重 名所江戸百景 亀戸天神境内 1856(安政3) 日本浮世絵博物館蔵

歌川国芳 流行猫の曲鞠 1841(天保12) 日本浮世絵博物館蔵

 北海道立近代美術館で特別展「日本浮世絵博物館秘蔵 国貞 広重 国芳 コレクション 絵師たちが見た江戸の楽しみ」が開催される。

 江戸時代に当世を描き出した浮世絵は、いまも昔も多くの人に愛好されてきた。浮世絵には、江戸の庶民の生活や娯楽のあり様、また人々が愛した四季の風物や風景、親しんだ物語の世界が表現されている。

 長野県松本市にある日本浮世絵博物館は1982年に開館。信州の豪商・酒井家が200年以上かけて収集した浮世絵コレクションを母体とし、日本有数の浮世絵コレクションとされている。

 本展は「江戸のパラダイス歌舞伎・吉原」「物語の世界」「江戸のレジャー」「江戸の見世物」「食べる楽しみ」の5章によって、館外でまとめて展示される機会の少なかった同館のコレクションを展覧。このほか貴重な肉筆画も14点展示。歌川国貞(1786~1864)、歌川広重(1797~1858)、歌川国芳(1797~1861)を中心とする江戸後期の浮世絵140点を通して、江戸庶民の様々な「楽しみ」の世界を紹介する。

※新型コロナウイルス感染拡大防止のための北海道における緊急事態宣言を受け、5月17日〜6月21日まで全館休館。休館の延長に伴い、本展の開催を終了。最新情報は公式ウェブサイトへ。