EXHIBITIONS

時間~TIME

BOWIE×KYOTO×SUKITA

鋤田正義写真展

2021.04.03 - 05.05

© Mark Higashino

© Sukita

© Sukita

© Sukita

© Sukita

 美術館「えき」KYOTOで、「時間~TIME BOWIE×KYOTO×SUKITA 鋤田正義写真展」が開催。本展では、写真家・鋤田正義が過去の時間を整理し再び心に刻むため、デヴィッド・ボウイが愛した京都を撮り下ろした作品を展示する。

 鋤田正義は1938年福岡県生まれ。日本写真専門学校卒業を後、棚橋紫水に師事。広告・音楽・映画などの多様な仕事で知られている。代表的な写真集に、デヴィッド・ボウイ『氣』『Speed of Life』、『T-REX 1972』、『YMO×SUKITA』、忌野清志郎『Soul』などがある。デヴィッド・ボウイのアルバム『ヒーローズ』のジャケットをはじめ、数多くの国内外ミュージシャンを撮影。近年ではデヴィッド・ボウイ写真展をイギリス、フランス、イタリア、ドイツ、アメリカ、オーストラリアなどで開催し、今年4月には写真集『BOWIE×KYOTO×SUKITA』を刊行を予定している。

 ひとりの写真家とロック・アーティストの最初の出会いは、1972年のロンドンでのこと。それから写真を通しての両者の交流は、ボウイがこの世を去った2016年まで40数年間に及んだ。なかでも1980年3月29日に、京都で2人が過ごした時間は、いまも強烈に鋤田の心に残っているという。

 本展では、京都で過ごすボウイを撮影した鋤田の作品と、今回のために鋤田が京都で撮り下ろした新作を展覧する。

 なお本展の関連イベントとして、4月23日~29日の期間中、京都シネマでドキュメンタリー映画『SUKITA 刻まれたアーティストたちの一瞬』の上映が決定。上映スケジュールは上映館のウェブサイトまで。

※美術館「えき」KYOTOは、政府および京都府の緊急事態宣言の発出を受けて、4月25日から当面のあいだ臨時休館。これに伴い、本展は4月24日をもって閉幕。詳細は公式ウェブサイトへ。