EXHIBITIONS

VOCA展2021

現代美術の展望─新しい平面の作家たち

2021.03.12 - 03.30

「VOCA展2021」ポスター

尾花賢一 上野山コスモロジー VOCA賞受賞作品

鄭梨愛 Vision VOCA奨励賞受賞作品

水戸部 七絵 左から《Picture Diary20200910》《Picture Diary20200904》 VOCA奨励賞受賞作品

弓指寛治 鍬の戦士と鉄の巨人 VOCA佳作賞受賞作品

岡本秀 複数の真理とその二次的な利用 VOCA佳作賞・大原美術館賞受賞作品

 現代美術における若手作家の登竜門「VOCA展」。2021年度の受賞・入選作品が集う展覧会「VOCA展2021 現代美術の展望─新しい平面の作家たち─」が上野の森美術館で開催される。

「VOCA展」は、現代美術の平面の領域で将来性のある若い作家の支援を目的として、1994年より毎年開催される美術展。全国の美術館学芸員、ジャーナリスト、研究者などに40歳以下の若手作家の推薦を依頼し、その作家が平面作品の新作を出品するという方式により、全国各地から未知の優れた才能を紹介してきた。

 今年度、「VOCA展」グランプリである「VOCA賞」は、秋田県在住(群馬県出身)のアーティスト・尾花賢一の《上野山コスモロジー》に決定。「VOCA奨励賞」には鄭梨愛(チョン・リエ)と水戸部七絵、VOCA佳作賞には岡本秀(「大原美術館賞」を同時受賞)、弓指寛治の作品が選出された。

 本展では「VOCA展2021」で受賞・入選を果たした、これからを期待される新進気鋭の作家30組による作品を一堂に展示する。

 また関連企画として、「VOCA展」に協賛している第一生命保険株式会社では、第一生命ロビーにて「VOCA受賞作家展『TOKYO☆VOCAⅡ』」(2021年3月1日~12月30日)を開催。「VOCA展2020」で受賞したNerholや、菅実花の作品を含む、これまでのVOCA作家の受賞作品や近作の展示を予定している。