EXHIBITIONS
上村洋一+黒沢聖覇「冷たき熱帯、熱き流氷」
上村洋一と黒沢聖覇による展覧会「冷たき熱帯、熱き流氷」が開催。本展は、北海道オホーツク海における流氷の調査及び作品制作を行ってきたアーティストの上村と、ブラジルのアマゾン地域を調査したキュレーターの黒沢聖覇の2名による、「新しい環境観」を志向する共同制作プロジェクトとなる。
上村は1982年生まれ。視覚や聴覚から風景を知覚する方法を探り、主にフィールド・レコーディングを素材にインスタレーションやサウンド・パフォーマンス、音響作品などを国内外で発表。フィールド・レコーディングを「瞑想的な狩猟」としてとらえ、その行為を通して、人間と自然との曖昧な関係性を考察し、そこで生じる感覚を表現している。主な展覧会に、「道草展:未知とともに歩む」(水戸芸術館現代美術ギャラリー、2020)など。
黒沢は1991年生まれ。東京藝術大学大学院国際芸術創造研究科博士課程に在籍。「タイランドビエンナーレ・コラート2021」コ・キュレーター。自然環境・社会・精神の領域を横断する近年の新しいエコロジー観と現代美術の関係性の研究を行っている。またアーティストとして、「ジャポニスム2018『深みへ─日本の美意識を求めて─』」(ロスチャイルド館、パリ)などに出品している。
本展では、北海道大学との連携・協力のもとで実現したオホーツク海における流氷のリサーチと、アマゾンの熱帯雨林におけるアートプログラムから得た成果を、「冷たさ」と「熱さ」の対比を用いながら、正反対の2つを重ね合わせることで、環境に対する新たな観点を提示する。
なお本企画は、トーキョーアーツアンドスペース(TOKAS)の企画公募プログラム「OPEN SITE」において、国内外より応募のあった161企画のなかから、展示部門4企画のうちのひとつとして採用されたもの。共同キュレーターに、ホワイトキューブにとらわれない場での実践を通して、共感の場としての展覧会のあり方を模索する髙木遊(HB. NezuおよびThe 5th Floor共同主催)が参加している。
なお、The 5th Floor(東京・根津)では本展との共同企画展「次元の衝突点:35°42'59.0” - N 139°46'07.4”E - 36.0892”AA Ft.」(~2月7日)が同時開催され、「極地」に留まらない、地表における座標を提示する。
※新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、当初の会期を変更。1月9日~1月11日は臨時休館し、1月13日より会期をスタート。最新情報は公式ウェブサイトへ。
上村は1982年生まれ。視覚や聴覚から風景を知覚する方法を探り、主にフィールド・レコーディングを素材にインスタレーションやサウンド・パフォーマンス、音響作品などを国内外で発表。フィールド・レコーディングを「瞑想的な狩猟」としてとらえ、その行為を通して、人間と自然との曖昧な関係性を考察し、そこで生じる感覚を表現している。主な展覧会に、「道草展:未知とともに歩む」(水戸芸術館現代美術ギャラリー、2020)など。
黒沢は1991年生まれ。東京藝術大学大学院国際芸術創造研究科博士課程に在籍。「タイランドビエンナーレ・コラート2021」コ・キュレーター。自然環境・社会・精神の領域を横断する近年の新しいエコロジー観と現代美術の関係性の研究を行っている。またアーティストとして、「ジャポニスム2018『深みへ─日本の美意識を求めて─』」(ロスチャイルド館、パリ)などに出品している。
本展では、北海道大学との連携・協力のもとで実現したオホーツク海における流氷のリサーチと、アマゾンの熱帯雨林におけるアートプログラムから得た成果を、「冷たさ」と「熱さ」の対比を用いながら、正反対の2つを重ね合わせることで、環境に対する新たな観点を提示する。
なお本企画は、トーキョーアーツアンドスペース(TOKAS)の企画公募プログラム「OPEN SITE」において、国内外より応募のあった161企画のなかから、展示部門4企画のうちのひとつとして採用されたもの。共同キュレーターに、ホワイトキューブにとらわれない場での実践を通して、共感の場としての展覧会のあり方を模索する髙木遊(HB. NezuおよびThe 5th Floor共同主催)が参加している。
なお、The 5th Floor(東京・根津)では本展との共同企画展「次元の衝突点:35°42'59.0” - N 139°46'07.4”E - 36.0892”AA Ft.」(~2月7日)が同時開催され、「極地」に留まらない、地表における座標を提示する。
※新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、当初の会期を変更。1月9日~1月11日は臨時休館し、1月13日より会期をスタート。最新情報は公式ウェブサイトへ。