EXHIBITIONS

多田圭佑個展「Beautiful Dream」

2020.11.27 - 12.26

多田圭佑 trace / dimension #4 2020 ©︎ Keisuke Tada / MAHO KUBOTA GALLERY

多田圭佑 trace / dimension #6 2020 ©︎ Keisuke Tada / MAHO KUBOTA GALLERY

展示風景(部分) ©︎ Keisuke Tada / MAHO KUBOTA GALLERY

 アーティスト・多田圭佑の新作個展「Beautiful Dream」がMAHO KUBOTA GALLERYで開催される。

 多田は1986年愛知県名古屋市生まれ。2012年愛知県立芸術大学美術研究科博士前期課程修了。現在、茨城県在住。絵画の本質について再考察を促す作品を手がけている。主な展覧会に、「BORDER」(CAPSULE、東京、2018)、「エデンの東」(MAHO KUBOTA GALLERY、東京、2018)、「EXISTENCE」(JIKKA、東京、2015)、「Some Like It Witty」(Gallery EXIT、香港、2014)、「relational map」(STANDING PINE、名古屋、2013)などがある。

 本展では、ギャラリーの正面の壁面を覆う6メートルの大作を中心に、新展開の「trace/dimension」シリーズのペインティングを発表。またギャラリーのバックルームでは、新しい試みとなるドローイングも展示される。

 新作「trace/dimension」は、ヴィデオゲームやCG制作ソフトの使用中に起こる「バグ」から着想を得たシリーズ。大作の前に立つと夢のなかで起こりうるような(=デジタルの虚構世界のバグのような)質量をもたない空間との関係性のなかで、唐突に自らの身体の平衡を失い、無防備なまま未知の世界に放り出されたような感覚となる巧妙な仕掛けがほどこされている。