EXHIBITIONS
国立工芸館石川移転開館記念展Ⅰ
工の芸術― 素材・わざ・風土
東京国立近代美術館工芸館(通称・国立工芸館)の移転開館を記念した展覧会が開催。記念展の第1弾では、「素材」「わざ」「風土」に着目し、近代日本工芸の名作約130点を展示する。
古くから花鳥風月など四季折々の自然の姿を意匠に取り入れてきた日本の工芸品は、作品そのものが自然の素材からつくられているという特色をもつ。それぞれの土地で生まれた素材に人が手を加え、生活のなかで息づいてきた工芸は、日本各地の「風土」によって多様に発展してきた。そして近年、それぞれの地方が培ってきた「風土」を新たにとらえ直す動きが注目されている。
本展では、超絶技巧の名品《十二の鷹》(重要文化財)をはじめ、国立工芸館のコレクションから選りすぐった日本の近代工芸の精華を一挙公開。松田権六、板谷波山、富本憲吉、北大路魯山人ら、石川に縁のある作家の作品も交え、日本の近代化のなかで工芸家たちがどのように「素材―自然」と向き合ってきたか、また時代とともに「自然のイメージ」をどのようにとえ直してきたか、つねに更新されていく日本の「風土」を紹介する。
古くから花鳥風月など四季折々の自然の姿を意匠に取り入れてきた日本の工芸品は、作品そのものが自然の素材からつくられているという特色をもつ。それぞれの土地で生まれた素材に人が手を加え、生活のなかで息づいてきた工芸は、日本各地の「風土」によって多様に発展してきた。そして近年、それぞれの地方が培ってきた「風土」を新たにとらえ直す動きが注目されている。
本展では、超絶技巧の名品《十二の鷹》(重要文化財)をはじめ、国立工芸館のコレクションから選りすぐった日本の近代工芸の精華を一挙公開。松田権六、板谷波山、富本憲吉、北大路魯山人ら、石川に縁のある作家の作品も交え、日本の近代化のなかで工芸家たちがどのように「素材―自然」と向き合ってきたか、また時代とともに「自然のイメージ」をどのようにとえ直してきたか、つねに更新されていく日本の「風土」を紹介する。