EXHIBITIONS
齋藤芽生「最涯商店」
失われゆく風景や情感を表現してきたアーティスト・齋藤芽生の個展が、ギャラリー・アートアンリミテッドで開催される。
齋藤は1973年東京都生まれ。図鑑形式で博物誌のように世界を描き、不在の住人を団地の窓の風景で表現など、現実と幻想を交えた独自の絵画を展開している。「VOCA展2010」にて、佳作賞および大原美術館賞を受賞。また男女にまつわる100の創作みくじを一冊にまとめた書籍『四畳半みくじ』や絵本の出版など、言葉による稀有な才能も発揮している。
2019年の個展「齋藤芽生とフローラの神殿」(目黒区美術館)では活動の集大成を公開。図鑑、団地、旅を主なテーマとしながら、自身の創作の源泉である「旅」 の重要性を絵画と撮影画像によって語った。
本展では、新作の絵画シリーズ「最涯商店」8点を発表。コロナ禍で旅への思いが募るいま、不可思議な商店「最涯商店」を画廊に出現させる。会場では、作家の母・齋藤洋子の手製グッズなども展示・販売。
「さいはての地に佇むあの商店では何が売られているのか。閑散としていてもシャッターが閉ざされることはない。人の気配の無い町で虚ろな口を開ける店構え。侘しい風景に漏れ出る青や赤の灯火。奇妙な衣料や薬品 や菓子たちが黙って棚で時を待つ。いつか何かの目的で、密かに誰かを満たすために...(齋藤芽生)」。
齋藤は1973年東京都生まれ。図鑑形式で博物誌のように世界を描き、不在の住人を団地の窓の風景で表現など、現実と幻想を交えた独自の絵画を展開している。「VOCA展2010」にて、佳作賞および大原美術館賞を受賞。また男女にまつわる100の創作みくじを一冊にまとめた書籍『四畳半みくじ』や絵本の出版など、言葉による稀有な才能も発揮している。
2019年の個展「齋藤芽生とフローラの神殿」(目黒区美術館)では活動の集大成を公開。図鑑、団地、旅を主なテーマとしながら、自身の創作の源泉である「旅」 の重要性を絵画と撮影画像によって語った。
本展では、新作の絵画シリーズ「最涯商店」8点を発表。コロナ禍で旅への思いが募るいま、不可思議な商店「最涯商店」を画廊に出現させる。会場では、作家の母・齋藤洋子の手製グッズなども展示・販売。
「さいはての地に佇むあの商店では何が売られているのか。閑散としていてもシャッターが閉ざされることはない。人の気配の無い町で虚ろな口を開ける店構え。侘しい風景に漏れ出る青や赤の灯火。奇妙な衣料や薬品 や菓子たちが黙って棚で時を待つ。いつか何かの目的で、密かに誰かを満たすために...(齋藤芽生)」。







