近代芸術の中心地となったフランス・パリには、19世紀後半以降、世界中から多くの芸術家が集まった。
印象派の画家たちと同世代に生きながら孤高の道を歩み、内面世界に目を向けて幻想的な作品を残した
オディロン・ルドン。「乳白色の肌」を持つ女性像で名を馳せ、エコール・ド・パリの代表的な画家のひとりとして活躍した
藤田嗣治。
本展では、新しい芸術を夢見てパリで活動した芸術家たちが、つねに心のなかに抱き続けた忘れざる故郷の存在や行き着いた芸術観を、フランスの画家オディロン・ルドンや藤田嗣治(レオナール・フジタ)らを中心に、岐阜県美術館のコレクションを通して紹介する。