EXHIBITIONS

BIEN / Lucas Dupuy / Out of museum(Makoto Kobayashi)

PARALLEL ARCHEOLOGY

Curated by BIEN

2020.07.08 - 07.26

「PARALLEL ARCHIOLOGY」メインビジュアル

BIEN「WOOZY WIZARD」展 撮影=花坊

ルーカス・デュプイ 参考画像

Out of museum

 東京を拠点に活動するアーティスト・BIENのキュレーションによるグループ展が、OIL by 美術手帖ギャラリーで開催。BIEN、ロンドン在住のルーカス・デュプイ、アーティスト・コバヤシマコトの3名の新作をが展示される。

 BIENは1993年東京都生まれ。ドローイングを表現するアーティスト。ストリートカルチャーやアニメーションやフィギュアから影響を受けており、これらの文化の持つ様々な表現様式を受け継いだ抽象絵画制作やインスタレーションを展開し、記号的な意味の解体と再構築を試みている。

 デュプイは1992年イギリス生まれ。自身の失読症(ディスレクシア)の体験から、文字のかたちと構造物のかたちを抽象化し、自身のための新しい言語として落とし込む。ドローイングや絵画、デザインを組み合わせた作品を発表。

 コバヤシは1960年長野県生まれ。東京・羽根木にあるアトリエ兼ギャラリーショップ「Out of museum」のオーナーを務めている。

 本展は、3名のアーティストがコレクションしてきた収集品を基軸に、BIENによるキュレーションのもと展示を構成。三者三様のコレクションから発想された作品同士が響き合い、「PARALLEL ARCHEOLOGY=既存の時間軸や価値観に定義されない考古学」としての時間を紡ぐ場となる。

 それぞれのアーティストによる新作のほか、本展にあわせて制作されたエディションつき特装ZINEも発売。